2012/09/19

年齢を感じる時

40歳を過ぎてから、自分は若い気でいても、周囲はそのように見ていないと感じることが多々ある。


昨年の新宿であった出来事。

ファッションビルがあるせいか、比較的若い女性が行き交う新宿駅東南口。
そこへ行くための上りエスカレーターでのこと、エスカレーターに乗る直前に、テレクラの宣伝用のティッシュを配っている男の子がいた。

私は若い女の子達の列に混じり、エスカレーターに乗る順番を待っていた。
その彼は、エスカレーターに乗る女の子たちに向けて女の子が受け取ろうが受け取るまいがお構いなしにティッシュを持った手を差し出す。

暑い中大変な仕事だな~、と思っていた時、私の番に。

「ありがとう!」とクールに受け取る私。


…のはずだったのだが、彼は私の前で、その手を引っ込めた。

つまり、私には、ティッシュが差し出されなかったということ。


現況が把握できないまま、後ろを振り返ると、若い女の子たちには、ちゃんと配布されている。



そっか、私は順番を飛ばされたんだ。



一瞬、ムカーッと来たけれど、なるほど、と思った。

せっかく配布するのなら、効果的にやりたい。
つまり、配布するからには効果的に、つまり電話してくれそうな女の子でないと困るんだな、と。

また、テレクラでスタンバッてる男性諸君も、やはり若い女の子たちがいいだろう。


うんうん、わかる。


だったら、40歳過ぎのオバサンに配布はしないだろう、と妙に納得した。
そんな些細なことからも、年齢を感じるものなのだ、ということがわかった。



そして今日。



熊本市のアーケード街で久しぶりにティッシュを貰ったのだ。

今回配布してくれた人は、新宿駅同様、人を選んで配っているようだった。


その人のおメガネにかなったのね、と妙に嬉しくなる私。

photo:01
この写真のように"やったー!"って感じ。


貰ったティッシュを見てみた。





photo:02



剛毛に見えたのね、私。