2012/03/26

北九州での休日

神出鬼没と言われる私。
訳あって北九州へと向かった。


まずは北九州といえば、こちら。
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小倉城

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街の中に聳え立つ小倉城。
北九州には斬新でおしゃれな建物が多く、小倉城とあわせて見ると、まるで異文化が共存しているように思える。
また今日は、とても風が強く、まるで肌寒い冬の日のようで、心なしか風景にも寂しさが感じられた。桜の咲く頃にはとても美しい景色を見ることができるだろう。

隣接する松本清張記念館
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松本清張氏は、私が大好きな作家であり、物の見方や捉え方を彼の作品を通じて学んだと自負している。
北九州に行く機会があれば、ぜひ行ってみたいと思っていた松本清張記念館。
その念願が叶い、やっと初めて訪れることができた。

憧れの人のこれまで知らなかった面を知る時ほどドキドキすることはない。
正にそんな気分。

足を踏み入れてみると、その著書の多さに、また様々な視点から氏を表現するブースの展開に驚くと同時に感動した。

特別企画展は、氏の愛した写真やカメラが展示されていた。
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氏の撮影した写真を見るのは初めて。
「メモがわりに撮る」くらいに頻繁にシャッターを押したそうだが、氏の写真はとてもそんな域のものではない。


とにかく記念館は趣向が凝らされていた。
氏の資料や作品が多いとはいえ、あれだけの展示をするにはかなりの時間が費やされたに違いない。
ここを訪れて、ますます氏のファンになった。


そして、本来の目的、北九州イノベーションギャラリーで開催されている「伝える→電話・ケータイ展」
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近くには、東田高炉広場がある。
ポジティブな日々


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斬新な建物、北九州イノベーションギャラリー


ここでは「伝える手段」をテーマに、技術が発達してきた過程や手段を紹介、様々な「電話」が展示されていた。
「携帯電話」も時代ごとに数多く展示され、私がこの業界に関わり始めた頃のことを思い出しながら懐かしくなった。

北九州イノベーションギャラリーには、様々な施設がある。

私の目をひいたのは、「先人たちの言葉」。
これは、技術やイノベーションに関する先人たちの言葉を紹介したものである。
その中に掲載されていた、電話機の発明で有名なアレクサンダー・グレアム・ベルの言葉。

「閉まったドアにいつまでも囚われず、開いているドアを目指せ。」


人間、思い切りが必要、ということか。


それはともかく、アカデミックな春の一日であった。

2012/03/24

旅立ちの時

今日は娘の卒業式。
残念ながら生憎の雨となった。

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全校生徒51名の小さな小学校では、1年生も含めた在校生たちも全員出席する。
卒業生は11名。


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卒業証書は、校長先生からひとりひとりに手渡される。
受け取った児童は、壇上から出席者に向けて、中学生活の抱負を大声で宣言する。

娘はこう言った。
「中学生になったら勉強が難しくなるので、予習・復習をしっかり頑張ります。また、部活との両立ができるよう頑張ります。」


また、「おわかれの言葉」と題されたプログラムでは、卒業生と在校生、先生方と、思い出を振り返りながらの言葉のやりとりがあった。

卒業生ひとりひとりの思い出を在校生がそれぞれ感謝の言葉と共に発表する。
在校生の中には泣きながら発表する姿もあった。

卒業生は、各学年でお世話になった担任の先生の名前をあげ、感謝の言葉と共に思い出を振り返った。
目を真っ赤に泣きはらす卒業生、声をつまらせながら発表する卒業生、また先生方の涙を拭う姿を見て、皆の脳裏に、この6年間で経験した様々なことが、この一瞬にすべてよみがえったように思えた。

校長先生からの餞の言葉。
「本当にやりたいことを見つけて努力をすること。本気になってやれば何でもできる」。
娘にはやりたいこと、好きなことに早く巡りあってほしいと思う。
それと向き合い、努力を惜しまず、精一杯取り組んでほしい。
時間は限られているのだから。

担任の先生による最後の学活。
先生が高校卒業の際に餞の言葉として言われたことをご披露下さった。
「道にゴミを捨てるような大人になるな」。
例え些細なことでも、悪いこととわかっていてもやってしまうような弱い大人になるな、ということ。

先週、娘のクラス全員で国道沿いのゴミ拾いをしたそうだ。
そこには、タバコの吸殻やビールの空き缶など、子供には無縁のゴミが散在していたらしい。
「こんな大人になりたくなーい!」とは誰からともなく出た言葉らしい。


卒業生諸君には、いつまでもその気持ちを持ち続けてほしいと思った。

6年間の小学校生活はあっという間に過ぎ去っていった。

無事に卒業を迎えることができたのは、家族、学校の先生方、その他いろいろとご支援下さった皆様のおかげである。
心から感謝を申し上げたい。

2012/03/18

家族で過ごした休日(熊本市編)

地元LOVEの娘が珍しく熊本市へ来たい、と言った。


その理由は、グランメッセ熊本で開催されている「サン宝石フェア」に行きたいとのこと。
その中でも今日3/17(土)は、娘が愛読している「ピチレモン」のモデルさんたちが来場するとのことで、娘の目的はこちらなのだとか。

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ティーンの可愛いモデルさんたち。


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オープンな撮影タイムも盛り込まれたり。
さすがプロ、写真を撮られ慣れている雰囲気。
娘に手を振らせてこちらを見てもらったところを撮ってみた。
娘、大満足の様子。



グランメッセ熊本の別の会場では、「日本全国うまいもの博in熊本」が開催されていた。
せっかくなので覗いてみると…。

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アントキの猪木さん!! 
絶妙なトークに顔をほころばせる私。ここではいろいろなものを食してまわった。


私の熊本市の住居はワンルームで手狭なので、泊めることに抵抗がある。
今日は、近くの「ホテル形式のコンドミニアム」、アーバンビルドⅡに宿泊することにした。

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おしゃれな内装に娘も大満足の様子。
私もこんなところに住んでみたい!
これを原動力に仕事を頑張ろう!と思った今日であった。

2012/03/07

今回の楽しいお仕事

昨年の11月より、熊本県下益城郡美里町へ毎週通った。
美里町のICT人材育成事業のお手伝いをさせて頂くためだ。


町内のICT化を進めるためには、まずICTを利活用する人を増やさなければならない。
とはいえ、美里町の高齢化率は約35%、全国平均を大きく上回る。
約4人に1人が高齢者という環境の中で、ICTを利活用する人を増やすにはどうすればいいか?
住民の中からICTのエキスパートを育成し、地域ごとに配置、住民の方々のICT利活用に関する相談にのってくれる役割を担当してもらえばいいのでは、という考えから本講座が始まった。

週に一度、19時から約2時間の講座を担当させて頂いた。

受講者は選ばれた精鋭10名。
昨年はPCの概要と操作、今年はiPad2の概要と操作、今流行りのSNSも講座に取り入れ、Facebookが講座受講者の連絡手段となった。


そして昨日の講座が最終日。
昨日は、4月以降に講師となるであろう受講者の皆様に「講師トレーニング」と題して、講師を行うにあたっての留意点、講座デザインにおける着眼点を説明させて頂いた。

そして、グループ討議。
テーマは、高齢者へICTに関する語句を説明するための台本づくり、そして、高齢者の抱える問題点をICTで解決しようという講座企画の立案。

$ポジティブな日々


$ポジティブな日々



受講者の皆さんは、生活の中で既にICTと高齢化についての課題をお持ちだ。
その課題を解決すべく熱い語らいが繰り広げられた。
和やかな雰囲気の中に真剣さが伝わる、そんな現場だった。


4月からは、個性あふれる受講者の皆さんの得意分野を活かした講座が繰り広げられることだろう。
計16回の講座、長いようであっという間の4ヶ月だった。
関わらせて頂いたことを本当に嬉しく思う。


$ポジティブな日々
写真は、昨日、講座に参加された皆さんから頂いた花。温かい心遣いがたまらなく嬉しかった。

2012/03/05

最後の授業参観

昨日は、娘の小学校生活最後の授業参観となった。

授業は「国語」。

「感謝」、特に家族に向けた「感謝」をテーマにした作文を発表し、友達の表現のよさを見つけよう、というテーマだった。

$ポジティブな日々


担任の先生曰く、子供達は文章を作成後、子供達同士で添削しあったそう。作文の内容については、先生はまだご覧になっておらず今回の発表で初めて聴くことになるのだそう。

そんな中、他の学年に兄弟のいる保護者に配慮して下さりながら、子供達の発表が始まった。


日常の中から、自分がしてもらって嬉しかったこと、感謝していることを発表する。


トップバッターの発表者のお母さんは私の隣に座っておられ、聴きながら涙されておられる様子。当然のことながら私もつられてしまった。メガネとマスク姿で来て本当によかったと思った。心置きなく泣けた。

$ポジティブな日々


6年生にもなると表現の方法が様々で、その子の個性があふれた発表ばかりだった。
日常の捉え方にしても、きっと大人であれば気を留める事すらないような些細なことや親として当たり前のことに感謝の意を表していた。
こんなことに感謝してくれるの? そう思うと涙が溢れて止まらなかった。


担任の先生は、最後にこう仰った。
「感謝は表すことが大切。迷惑をかけても必ず「ありがとう」と言うことを忘れないこと。」
「人は鏡と同じ。人に迷惑をかける人は人に迷惑をかけられる、人に感謝すると人に感謝される。どちらの生き方を選ぶか?」

子供達にはしっかりと噛みしめてもらいたい言葉、餞の言葉であった。


ところで、私達の娘の作文について。
私は普段、娘とは離れて暮らしているため、母親らしいことは何一つできていない。
作文を書くにあたり、感謝することを探すのが大変難しかったのではないかと思う。
こういったことでも娘に迷惑をかけているな、と思わざるを得ない。



お父さん、お母さんへ

 私が、お父さんとお母さんに感謝したいことは、部活の大会です。
 二人とも、仕事がいそがしいのに休んでくれたり、前の日から来てくれたりしたからです。朝早く熊本を出て、試合に間に合うように、大会の会場まで来てくれましたね。私が過呼吸になった時、過呼吸がおさまるまでずっと一緒にいてくれた時は、とてもうれしかったです。試合と試合の間に、顔色が悪かった時、すぐに
「だいじょうぶ?」
と言ってくれてうれしかったです。大会が終わって、帰っている時、車の中でどんな所がよくて、どんな所が悪かったかアドバイスをしてくれてありがとうございました。アドバイスをしてくれたことを試合でいかすために、練習中に意識してすることができました。そして、私が病気になり、部活ができなかった時、私が、
「試合を見に行きたい。」
と言った時、どんなに遠い所でも、朝早くから連れて行ってくれて、ありがとうございました。
 いつも何か試合があれば、仕事を休み、遠い大会の会場まで送ってくれて、ありがとうございました。中学生になったらもっと試合が増えるかもしれませんが、よろしくお願いします。



ちゃっかりした娘であった。

2012/03/02

自分は自分

人に左右されているな、と感じる今日この頃。
些細なことで一喜一憂したり、と、自分のペースが保てない。
疲れているのだろうか?



そんな時に出会ったWEBサイト「しあわせ日記」
今日は、自分自身のために、「自分は自分」「自分を持つ」と題され書かれた文章を以下に引用する。


 人にあまり左右されずに生きるためには、「自分は自分」と言えるような何かがあったほうがいいような気がします。
 自分の(幸せの)ために、自分らしく生きるために、人に悪影響を受けないように「自分は自分」と言えるためにはどうしたらいいか、考えてみようと思います。

「自分は自分」と思えるためには、「自分を持っている」ということが大きいような気がします。
 この場合の「自分」にはいろいろあると思います。

 自分の価値観を持っている。
 物事に対する自分の価値観がはっきりしていれば、それに従って自分で判断ができます。また、自分にとって大切なもの、自分が好きなもの、自分の幸せなどを自覚していることも「自分を持っている」ことだと思います。

 自分が信じるもの・信じられるものを持っている。
 自分の信条/モットー/信念/信仰のようなものがしっかりしていれば、人に影響されてフラフラすることも少ないと思います。
 自信も自分を支えてくれると思います。自分の能力(仕事/対人/特技など)や性格(強さ/やさしさ/柔軟性/忍耐力/自制心など)に対する自信など。

 自分が本当にやりたいことを持っている。
 自分の夢や目標があってそれに一生懸命に向かっている人は、他人にかまっているヒマはありません。
 夢中になれることがあれば、イヤな人のことも忘れられます。

 自分にとって大切な人がいる。
 どうでもいい人のことより、大切な人を幸せにすることのほうが大事です。そしてもう1人、いちばん大切なのは自分だ、ということがわかっていれば考え方が違ってくると思います。

 自分の生き方を持っている。
 自分が「これでいい」と思える生き方をしていれば、人が何を言おうが思おうがかまいません。

 ここに書いたものを全部持っている必要なんてありません。1つでも2つでも自分が持っていれば、それを支えにできると思います。




自分は自分、といつでも割り切れる自分でありたい。
自分自身を見つめ直すチャンスなのかも知れない。