2018/08/09

寄り道の先にあったもの

東京から帰熊し、向かうは天草(風光明媚なよかところです。→天草絶景STORY)。
先月、天草Xアスロンでお世話になった倉岳町である。
倉岳町といえば、最近はWANIMAのメンバーの出身地としてもおなじみである。

さて、19時到着を目途に、早めに移動を開始した。
さすがに熊本市→天草なので、自転車で移動というわけにはいかず、車を運転することに。

途中、リゾラテラスへ寄ったり、松島町のゆめマートに寄ったりしながら、ひとまず知十橋を目指す。
知十橋を左折したあたりから、「田んぼアート」とかかれたのぼりが目につく。

時間に間に合えば、寄ってみたい。

そう思い、倉岳方面へ向かう。それに合わせたかのように、のぼりも道沿いに続き、分岐では、方向を示す小さな立て看板を見つけた。

途中、分岐が目的地と田んぼアートに分かれる箇所に遭遇した。

時間もあるし、好奇心旺盛な私は、当然のことながら、田んぼアートへ向かった。

場所は、松島町教良木という地区。
夕刻ではあったが、暑いせいか、田畑には人影がない。


そう思いながら、見渡すと…

農作業する人…?

草刈りをする人?

道に立つ人?

あ、こんにちは!

人ではなく、人形、アートな作品である。それもこの地域のいたる所で。
引き続き、のぼりに沿って行くと、田んぼアートの駐車場を発見。


直売所にも、お社の前にも。

こちらに車を停め、のぼりにしたがって歩く。少し坂を登ると、このように見晴らせるいい場所があった。

高台にも。

そして、この位置に到着し、眼下に広がっていたものは、

これが、田んぼアート!
すごい!
田んぼに美人画とは!
カラフルな部分にはかざぐるまが飾られている。
後方に写る家の大きさと比較をすると、どんな規模なのかがわかる。
見に来てよかった、田んぼアート。
時期によって内容が変わるらしい。また来よう!


そして目的地に向かう途中にもくもくと仕事をする人を発見。

伐採中。

田舎だからできること。
ここで、地域のお米でできたおにぎりとか食べられたらいいなぁ。
とにかく、とても心が和んだ。

2018/08/08

江戸行きはウキウキ♪


久しぶりに上京することになった。
とはいえ、上京の翌日には熊本で仕事が入っているので、泊まりはするが、とんぼ返りの予定。

阿蘇くまもと空港にて。リーチ選手を見つけてときめく
4番ゲートの待合にて

熊本発の全日空の機内にて、機長からのアナウンスの中に、全国大会へ向かう益城中央小学校と御船高校へ熊本地震被災への労いと共に応援のコメントがあった。温かい気遣いに心が和んだ。

機内より


毎日35℃超えの熊本から東京へ到着すると、ひんやり肌寒く感じた。
台風13号の影響か、小雨も。
東京は歩くのが楽しみなので降雨は困る。とはいえ、恵みの雨。



東京ミッドタウン日比谷のパークビューガーデンは閉鎖中

東京ミッドタウン日比谷1Fにはオリンピックの顔

帝国ホテルとその横の路地

路地は昭和のたたずまい

日比谷公園内の市政会館

実は、日比谷公園内を散策したのは初めて。

ビルの中の日比谷公園は都会のオアシス

会議後には東京タワー

東京に行けばいつも新たな発見がある。
若い頃はキラキラした何かを見つけに上京した。

今はその頃とは違うが、用事とは別に何かを探しに来ていることには違いない。

小さなこの場所に、ここにしかない歴史や文化が混在している。
地図に載っているところを見るのも、載っていないところを自分で見つけるのも、体感することがとても楽しい。

東京には魔物が住んでいる。そう思わせる魅力がある。

2018/08/05

マチナカスポーツフェスタ

火の国まつり最終日の今日は、マチナカスポーツフェスタへ。

熊本市のアーケード街で開催された

個人的な想いで真っ先に新市街のラグビーブースへ。
宗像サニックスブルースの選手の皆さんが、ラグビー体験のアシストをなさっていました。

左から、後藤選手、山岡選手、廣田選手
選手の皆さんに写真撮影に応じて頂きました。
左端のボクちゃん、待たせてごめんね(涙)

リフティング体験、子どもが羨ましい!

ハンドボールの体験も。

サイクルシュミレーターで漕ぎまくる

トランポリンではぴょんぴょん跳ねて楽しそう!

トランポリン待ちの行列


バーチャルサーフィン


サーフィンも長い行列



アーケード内とはいえ酷暑の中、しかし子どもたちはとても楽しそう。その姿を見るお父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんも嬉しそう。
遠巻きに客観的にそんな家族の姿をとても微笑ましく見ていた。

いつもより人出が多いと感じたこの週末、参加したイベントが子どもたちにとって楽しい夏の思い出となるに違いない。

おてもやん総踊り

昨日は火の国まつりのメインイベント「おてもやん総踊り」。
「サンバおてもやん」と「おてもやん」の2曲に合わせ、チームごとに市街地を踊り歩くお祭り。
今年は、12年ぶりに参加者が5,000人を超えたとのこと。
実は初めての参観、心も体も疼いていた。

スタート前 火の国まつり愛好会の皆さん

おもてなし武将隊の皆さんも!

可愛らしいおてもやんがいっぱい!

半ばを過ぎたあたりから大粒の雨が。
桟敷席からもだんだん人がいなくなり…。

雨にも負けず、VIVA熊本の本格的なサンバ

大西市長も撮影&声援

結局、激しい雨のために最後まで見ることができなかった。
しかしながら、おてもやんの曲のもと、和の伝統を保ったものや国際色豊かなものなど見る側もとりどりに楽しむことができた。

でも、祭りは参加しなきゃ、だね。

人口減少と働き方を考える

昨日は、野田聖子政治塾熊本出前講座に参加した。


以前から野田氏の話を聴いてみたいと思っていた。
ご自身を取り巻く環境の変化の中、どんな思いを持って政治活動を続けてこられたのか、とても興味があった。

以下はそのメモ。

・人口減少、少子化を現実として受け止めなければならない。
・人口減少は、今後世界各地で起こるが、日本が先行事例となる。
・熊本の「こうのとりのゆりかご」をもとに養親と子どもの養子縁組を斡旋するしくみに公的な支援、法整備がなされた。
・児童擁護とは子どもがどこかの家庭で育つこと。スティーブ・ジョブズの出生を事例に。
・人口減少、地方自治においては20~40代がいないことが問題。
・女性活躍、人手不足と言われる建設業や介護の業界への明るい兆しへ。ICTの活用や男女の賃金格差をなくすことで女性の活躍の場は広がる。
・家計は「大黒柱」ではなく夫婦の2本柱で支えるという考え方。
・産みたい人が産める環境を整備、生まれてきた子どもへ「ありがとう」という地域の連帯感。
・男の仕事×女の仕事→みんなの仕事
・男子・健康・若い…仕事をする上で有利な条件とされて来たが、老若男女、障碍を持つ人などいろんな人たちの組み合わせで行われるべき。
・働き方の基準は、女性の働き方とすべきであり、子どもを産むことを前提として考えられるべき→男性も育児に参画しやすい
・カルビーの事例:収益回復の要因に女性登用あり。4時間の勤務、結果を残せなかったら降格という条件で女性を登用。
・現在の日本は、男性がこれまで頑張ってくれた分の貯金を食いつぶしながら生活している状態。子どもたちの世代にはその貯金は完全になくなっている。そのために今何をすべきか。

ユーモアを交えながらの講話は60分、あっと言う間であった。

街を歩くと、「スタッフ募集」の貼り紙をいたる所で見かける。深刻な人手不足を感じるのだが、仕事の平準化と短時間労働、つまり「仕事のコマギレ」を行うことで、隙間時間に働く(お手伝い)ができる。雇用する側も努力が必要だと感じる。

働くのは、生活のためという理由だけではなく、居場所や人との関わりの場を持つという考え方もできる。また働くことを通じてサービスを提供し人から感謝され、その喜びが自分の喜びにつながり、自分の存在意義を再確認する。そういう観点では、私自身ずっと働いていたいと常々思う。ただし老害にならない程度に、である。

話は変わるが、本講座の冒頭に、主催者である熊本市議会議員の小池洋恵氏の活動報告があった。
防災士として地域のリーダーとして、長きに渡り地域に関わる仕事をされてきた小池氏が共助の心を育てるためにやっていることの一つに「声掛け」がある。
例えば、挨拶も「おはよう」だけではなく、「雨ふるかも、傘はあるね?」と言葉をかけることで、普段からコミュニケーションが醸成される。挨拶だけでなく、相手にあったタイムリーな言葉をかける。
それが、「言葉をふくらませることができる」であり、大人の役割だと話された。

自分自身に何ができるか、と考える機会となった。