2011/10/25

東北デビュー

生まれて初めての東北。
行ったのは、先週の土曜日のこと。
この時期に不謹慎かもしれないが、今回の目的は観光だった。
天気はあいにくの雨。

目的地は世界遺産に認定された中尊寺。
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本堂
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金色堂が入った覆堂。金色堂は撮影禁止である。絢爛豪華な色彩や装飾に溜め息が洩れた。
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松尾芭蕉像
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昔の覆堂
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能楽堂は今でも使われているそう。幽玄な雰囲気を醸し出す。
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時折かかる靄。
その中の緑はとても美しかった。


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車窓から見る風景はいつも見る九州のものとは違う。
このように干しされているのを初めて目にした。

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ここも見事。達谷窟毘沙門堂。
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仏様のお顔、おわかりだろうか?
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道の駅で一関名物のお餅。真ん中は大根おろしのなます、その周りの8つのお餅を様々な味で頂いた。もちろんずんだもちも絶品!


震災の影響だろう、高速道路を通るとガタガタと歪む。ところどころに崩れた斜面も見られ、まだまだ爪痕は大きいのだと感じた。

いたるところに、「がんばれ、東北!」の文字。

そして、東北の優しい方々の温かさに心打たれた。


がんばれ、東北!
どうか早く安心して暮らせる日々を取り戻せますように。


今回の旅でお世話になったYさん、Sさん、Iさん、本当にありがとうございました。
東北、大好きです。

2011/10/17

かたよらないこころ

いつもお世話になっている方からある本をお借りした。


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高田好胤「話の散歩道」


高田氏は薬師寺の元管主、法相宗の管長も務められた方。

そのユニークな語り口調で、修学旅行生に薬師寺の案内を続けて来られたり、マスメディアにも数々登場されたのでご存じの方も多いかと思う。
私も例に違わず、高校の修学旅行で初めて薬師寺を訪れる際には既に、薬師寺=面白い話が聴ける、という認識を持っていた。


私が高田氏を知ったのは、小学校に入るくらいの頃。
当時、私の母が高田氏の著書「母」を読んでいた。
あまりに熱心に読んでいたため、「どんなお話なの?」と聞いた覚えがある。
その時のやりとりはもう覚えていないが、そのことをきっかけに高田氏の名前は幼い私の記憶するところとなった。


今回お借りした「話の散歩道」は、実は読み物ではなく聴く物、つまりCDである。
昭和44年から大阪のラジオで2年間、毎日3分ずつ放送されていたものの中から選ばれた法話集だ。

この中に、般若心経 空のこころを説かれた言葉がある。

かたよらないこころ
こだわらないこころ
とらわれないこころ
ひろくひろく
もっとひろく


幸せは自分の気持ち次第。
気持ちの持ちようでどうにでも捉えることができる。

「忙しい」を口実に、ゆとりのなさを許容してもらえるような気でいた自身への戒め、そう思えてならない。


ユング曰く「40歳は人生の正午」なのだそう。
遅ればせながら後進への影響をようやく意識し始めた昨今、肝に銘じておきたい言葉であった。

2011/10/10

自然の不思議

今日行った熊本県美里町の風景。




ここにある二俣橋(ふたまたばし)では、この時期の限られた時間に見ることのできる不思議な光景がある。


それがこれ。




橋のアーチと水面に映る陰影でできたハートの形がおわかりだろうか?


恋愛成就にご利益があるとか。



皆様、ぜひ現地でご覧あれ!

2011/10/09

みずあかり

熊本の風物詩となった熊本お城まつり
この時期に開催される「みずあかり」を見に行って来た。

熊本の夜を竹と水と火で飾る幻想的でロマンティックな催し。

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お堀に灯された灯り。


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揺れる水面。

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たくさんの人で賑わっていた会場。
私はファインダーを通してこのイベントを楽しむ人々の姿を見たかった。

 灯りの写真を撮る人
 灯りの前で家族の写真を撮る人
 灯りを見ながら語らう人
 灯りを見入る子供

それぞれがそれぞれの思いを抱え、やわらかな灯りを楽しむ夜。
そんな姿を見て心があたたまったような気がした。

2011/10/06

母とのやりとり

誕生日を迎えた昨日、これまでにないほどたくさんの方々にお祝いを頂いた。
改めて、この場を借りて御礼を申し上げたい。



誕生日には毎年、母からケータイにメールが届く。


私は小学校高学年から母子家庭で育った。
当時、私はひとりっ子。
母も若かったためか、お互いに分かり合えないことが多く、よく衝突した。


昨日の母とのやりとりを以下に記す。


母より。
「ハッピーバースデー 体に気をつけて頑張ってね」


私より。
「今日はこれまでにない忙しさで誕生日を迎えました。
忙しいということは、人に必要とされているということ。
今年ほど、人との出会いに恵まれた年はありませんでした。
生んでくれたことに感謝します。ありがとう。」


母より。
「貴女の努力の賜物よ。色々迷惑かけてごめんね。
こっちこそ生まれてきてくれて有り難う。」

2011/10/03

広島といえば

この土日は広島へ行って来た。
もともとは、10月1日開催のオープンソースカンファレンスに参加しようと思ったのがきっかけだった。

広島へ来たのは二度目。前回は5年ほど前のことだが、その時は観光をする時間的ゆとりがなく用件が済むとトンボ帰りしてしまった。
とは言いつつ、ちゃっかりお好み焼きと牡蠣は味わって帰ったのだが。

行きたかったのは、やはり、原爆ドームと平和記念公園。

念願が叶い訪問、写真におさめることができた。
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「原発はいらない 自然エネルギーを大切に」
広島で見るからこそ説得力があるように思えた。

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どうしても原爆ドームと樹木の緑とを一緒に撮りたかった。
なにせ「75年間は草木が生えない」と言われた場所なので。

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「被爆者が語る」こう題されて語るガイドさん。外国の方々にも英語で説明をなさっていた。

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被爆地蔵の説明をするガイドさん。

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不思議なことにふれた箇所はツルツルした手ざわり。

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原爆の子の像。

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見事な千羽鶴の数。

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「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」と刻まれた碑。

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広島平和記念資料館。

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入場料は大人ひとり50円。
それまでの広島がどんな場所だったのか、なぜ広島に原爆が投下されたのか、どのような被害を受けたのか、どのように復興してきたのか、等が明確にわかるよう展示されていた。

先にも書いたが、今回で二度訪れた広島。
小中高と私たちの学校の修学旅行の訪問先にはなり得なかった広島。
今日も小学生や中学生の団体や外国の方々が数多く来て過去に起こった事実を見て学んでいた。

もっと早く来たかった。
もっと早く知っていれば、これまで出会ったたくさんの方々に戦争の悲惨さをもっと伝えられたのではないか、と思う。
私の伝える力が足りなくても、広島に行って自身の目で見た方がいい、と言うことはできたのに、と悔やまれてならない。

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毎年8月6日に平和記念式典が行われる場所。穏やかな秋の風に包まれていた。


そして、広島といえば、カープソース。
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これをかけたお好み焼きは美味しくて大好きなのだが、ご存じだろうか?