2011/11/21

初めての経験

今日は休日。

スペシャルオリンピックス日本九州ブロック大会のボランティア役として参加させて頂いた。

いかんせん初めてのこと、どのように行動したらいいのかわからないまま参加したので、いろいろとご迷惑をおかけしたに違いない。
この場を借りてお詫びしたい。


担当競技は、サッカー。
会場は、熊大教育学部附属中学校。
参加チームは、スペシャルオリンピックス日本(以下、SON)熊本、SON福岡、SON大分、SON宮崎。

せっかくなので、応援させて頂こうと大分のチームに随行させて頂いた。

ゲームは5人制。
SON大分はぎりぎりのメンバー数での参加で、かなりつらいゲーム運びを強いられた。

個性あふれるメンバー、前回の試合は3年前だとか。
午前中の総当り戦では、結局1得点もできなかった。



しかし、午後の試合では、強豪のSON福岡を相手に前半で3得点を決めた。
その時のギャラリーの喜びようと言ったら!
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ゴールを決めた選手のお母さんへ別の選手のお母さんがこう言っていた。
「わざわざ来てよかったね。いいところをお母さんに見せようと思って、◯◯君、一生懸命に頑張ったんだよ。本当に来てよかったね。」
◯◯君のお母さんは涙ぐんでいた。
私も堪えきれなかった。
ほんの一瞬のことではあったが、すごく嬉しい出来事だった。


結局、団体戦3チーム中3位という結果に終わったが、今日の出来事は彼らの自信につながったに違いない。


また、個人競技では、応援していたSON大分の選手がディビジョン3で金メダルを獲得した。
表彰式での彼の誇らしげな笑顔は決して忘れない。


閉会式の際には、これを選手達から頂いた。
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すごく嬉しい心遣い。
今後もまた、応援させて頂きたいと心から思った。

2011/11/18

好奇心ガール

素敵な本に出会った。


それは、こちら。

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好奇心ガール、いま97歳 笹本恒子著


97歳の現役写真家のお話。
本の表紙はご本人の写真なのだが、とても97歳には見えない。
表情がとてもイキイキとした素敵な女性。
これまでの人生と撮影された写真とで構成されたこの本には、幸せに暮らすヒントがたくさん詰まっている。


「人も運も明るいところに集まる」


きっとそうなのだろう。
元気に楽しく過ごされていることが文面や写真の表情から想像できる。
現在、一人暮らしをなさっているそうだが、その模様も本当に楽しそう。
余生なんてものでは全くない。

「人は、最期まで花でありたい」

私もかくありたい。
好奇心を眠らせずに明るく過ごそう!


この本を紹介して下さったYさん、本当にありがとうございました。

2011/11/09

楽しいお仕事

タイトルどおり、楽しいお仕事をさせて頂いた。
それは、玉名観光協会様の観光ガイドさん達へのスマートフォン操作指導だ。

玉名観光協会様は、これまでもICTを利活用した様々な取り組みをされている。
九州新幹線"新玉名駅”開業記念玉名エアタグデザインコンテストや、新しいCMS概念の地域ポータルサイト開設などがそれだ。


ベテランの観光ガイドさんたちとiPhoneの出会い、それは今年の10月4日のことだった。
その日以来、毎週火曜日18時から2時間、みっちり学んで頂いた。

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こちらは座学での講習の模様。
iPhoneを用いて地図で現在地を確認したり、検索サイトで調べものをしたり、iPhoneのカメラで撮影した画像をメールに添付して送信したり、計6回の講座でいろいろとやって頂いた。


そして今日が最終回。
今日のテーマは、"セカイカメラ"を体験しよう!

玉名市ではセカイカメラで用いられているAR(拡張現実)技術を使い、観光情報を更に充実させる予定だそう。
スマートフォンやタブレット端末で体験するICTと、ガイドさんの持つ温かみのあるヒューマン面を融合させ、観光客のみならず地元にお住まいの方々にも玉名市をもっと深く知って楽しんで頂けるような、まさに"最強の仕組み"が出来上がる。
今回、私たちは、その"融合"部分のお手伝いをさせて頂いた。

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こちらはセカイカメラの機能の最終チェック中。


外に出て街を散策、もちろん手にはiPhone、かざしながら歩く皆さん。

ポジティブな日々


ポジティブな日々
旧高瀬橋にて。

ポジティブな日々


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旧高瀬橋の上で一定の方角に向かいiPhoneをかざす、傍から見るときっと変わった集団に見えたに違いない。
その証拠に、近所にお住まいであろう方々から、「何があったんですか?」と尋ねられてしまった。

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フワフワと浮いたタグをクリックし、示された情報を確認。

ポジティブな日々
タグを一通り確認した後、今後ガイドを行うにあたりどのように活かすべきかを口々に語らう皆さん。

参加された観光ガイドの皆さんは、どの回もかなり努力をされたと思う。
初めて触るiPhone、少ないボタンと画面操作に最初はかなりとまどってらっしゃるようにお見受けした。
しかし、諦めることなく、毎回熱心に参加され、今回はセカイカメラで写真やテキストのタグをポストしたり、とかなりの上達ぶり。しっかり使いこなしてらっしゃった。
非常に前向きに、そして真剣に取り組んでらっしゃる姿が印象的だった。
システムが完成する来年の玉名市が非常に楽しみだ。

2011/11/08

信念をもつということ

Facebookのニュースフィードで目に留まったマザー・テレサの言葉。

ポジティブな日々


以下に記しておく。


人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行なうと、
利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行ないなさい

目的を達しようとするとき
邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい

善い行ないをしても、
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい
けり返されるかもしれません
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい



このところ少し萎え気味の私。
自分の考えや行動は正しいのだろうか?と思うことが、頻繁にある。
ちょうどそんな時に出会ったこの言葉。
「信念を持って行動し続けなさい」と背中を押されたような気がした。

この言葉をFacebookで紹介して下さった方に感謝を申し上げたい。

2011/11/06

日本の行く末

昨日、三橋貴明氏の講演を聴く機会があった。

タイトルは、「日本経済再生のシナリオ」。

「TPPに反対意見を持つ方」の講演、との事前情報のもと、出席させて頂いた。


そもそもTPPとは?


新語時事用語辞典によると、

別名:環太平洋経済協定、環太平洋連携協定、環太平洋戦略的経済連携協定、環太平洋パートナーシップ、環太平洋パートナーシップ協定、太平洋間戦略経済連携協定、トランス・パシフィック・パートナーシップ
英語:Trans-Pacific Partnership、Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement

2006年にAPEC参加国であるニュージーランド、シンガポール、チリ、ブルネイの4ヵ国が発効させた、貿易自由化を目指す経済的枠組み。工業製品や農産品、金融サービスなどをはじめとする、加盟国間で取引される全品目について関税を原則的に100%撤廃しようというもの。2015年をめどに関税全廃を実現するべく協議が行われている。

2010年11月現在、すでに米国、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアの5ヵ国がTPPへ参加、次いでコロンビアやカナダも参加の意向を表明している。

日本はこれまでTPPに対する姿勢を明らかにしていなかったが、2010年10月に開かれた「新成長戦略実現会議」で、菅直人内閣総理大臣(当時)がTPPへの参加検討を表明した。しかし、TPPが例外なく関税を撤廃する協定であることから、コメをはじめ国内の農業・漁業は壊滅的な打撃を受けるとして反発する声も上がっている。「TPP亡国論」を唱える声もある。

…とある。

TPPに参加することで、関税の撤廃による貿易の自由化と規制緩和による競争の激化で経済的効果が高まるのでは?と私なりに考えていた。

昨日の講演を自分なりにまとめてみた。

現在の日本の問題点
・中小企業がデフレで苦しんでいる
・発信される情報の内容に歪みがある
・東日本大震災の影響とその対策

TPPについて
・農業問題が大きく叫ばれているが、全体の中のごく一部の問題に過ぎない
・農業問題も含め24のサービス・財についての作業部会がある
・作業部会のうち、投資・金融については後から追加された(日本が標的となる?)
・ISD(投資家対国家紛争仲裁)では投資した企業が保護される(例:米韓FTA)
・ラチェット協定(一度規制緩和をしたら元に戻すことはできない)を含む
・日本は現在「参加する」という表明を正式に行っていない

これを聞くと、日本はアメリカの食い物にされてしまうのでは?と、TPPに参加することが恐ろしくなる。


TPPに参加を考える前に、先に書いた日本の抱える問題点を解決するにはどうすればいいのか?

今の日本の問題点は、デフレと財政悪化だそう。
潜在GDPーGDP=デフレギャップ
デフレギャップが埋まるまでは景気は良くはならない。
そのために、国内のインフラ(特に今は震災復興と、国内設備の耐震化)に投資するべき。

今、増税すると名目GDPが下がり、国民の支出意欲が削がれる。
そうなると税収が減り、より財政が悪化する。

今回、私が綴った内容は、講演の受け売りだ。

昨日、野田首相は消費税率UPを明言されたそうだが、果たして財政再建につながるのだろうか?

マスコミの報道内容も含め、事実は一体何なのかを見極めることができるようにしっかり学ばなければ、と改めて感じた。
私たちの次の世代のために。

2011/11/01

クラウドを使いこなせ!

熊本市で月に一度開催されるKDRIセミナー
ポジティブな日々

今日の講師は、熊本在住のITコーディネーターの中尾克代先生。

タイトルは、「IT経営で売上倍増 クラウドコンピューティングはじめIT事情を使いこなせ!」
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「7 Points of cloud」と題されて始まったセミナーの概要は以下のとおり。
・クラウドには2つの顔がある。
  ①ソフトの提供
  ②ハード環境の提供 → 通常"クラウド"と呼ばれるものはこちらを指す

・使えるサービス=クラウド
  中尾先生のクラウドの定義:雲の上のどこかにあるもの、でも自分は利用できる
  ①パッケージと比較したクラウド:パッケージされた全てではなく必要なものだけを利用
  ②オンプレミス(自家設)と比較したクラウド:コンピュータの一部を借りる。ハード購入が不要。

・クラウドで何が変わるか?
  →クラウドで何がしたいのか
  デバイスの多様化(キーボード・マウスが不要なタブレット)でデジタルデバイド解消へ
  誰もがサービスを享受できる世界へ(=コンピュータを使いたいわけではない)
  ①オンプレミスの不明点の解決:身近なベンダー
  ②クラウドの不明点の解決:利用前にしっかりと理解する必要がある
ITとアナログの融合
  クラウドが発達することでアナログとの距離が縮まる
  インターネットが普及したようにクラウドも今後更に普及する(水や電気のように当たり前に利用)
  クラウドを使って今後どんなサービスを展開するか?
   ・アイデア勝負
   ・使う側のニーズにあったものを作ることも可能
  (例) 99歳でiPadを活用:PCを使ったことがないような人たちがiPadを利用する、という事実
  
・中小企業のIT経営
  抱える課題は概ね4つ(売上、顧客、コスト削減、人材)
  うまく行かない時はイノベーションを起こすこと!
  (例) 商品と市場を軸に戦略を立案
  まずは自社の強みを自社の宝物と位置づけ、俯瞰的な視野で棚卸しをしてみること(SWOT分析)。
  儲けのストーリー→BSC(バランススコアカード)
    
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笑顔が素敵な中尾先生


・ITとアナログの融合事例
  ・花ホテル滝のや SNSを活用し、動画配信をするホテルをアピール
  ・お茶の旭志園 中尾先生のお兄様が経営なさるお茶園、Facebookでセルフブランディング
  ・RKKラジオ 福耳らじお ラジオとUstreamの融合
   ※八子さんが出演されたおまけの回を紹介して下さいました、感謝!

・IT(クラウド)導入の注意点
  自社にはどんな情報資産があるかを棚卸し(参考:ISMS)
  リスク評価(資産価値、機密性、可用性、完全性)
  何をどのように守っていけばいいか
  使えなくなるかも知れないというリスクがあることも認識しておく必要がある
  その上で、情報を出せるか否かは自社で考えるしかない


…等など。

中尾先生とは、今年3月に初めてお目にかかってから、
いろいろなイベントをご一緒させて頂いているにも関わらず、
先生の講演を聴いたのは今回が初めて。
非常に明快で解りやすく、あっという間の2時間だった。
特に、中小企業のIT経営というテーマで聴いた内容は、
今、自分自身の置かれている立場だからこそ見えるもの、
つまり、これまでやっていたつもりだった現状把握、及び分析のやり方が非常に甘いものだったと気付かされた。
「俯瞰的に見る」ということが非常に大切なのだ、と感じた。


セミナーの最後に、中尾先生は、ご自身の夢を語られた。
それは、「コッコTV」の開局。
コッコファームたまご庵には、インキュベーション施設があり、中尾先生はその一室をご自身の事務所とされている。
そのコッコファームで情報発信をする、それが「コッコTV」。
情報通信をうまく活用し、民間企業やインキュベーション、農家や地方が、やる気と気概とIT技術と工夫をもてば、いろんな情報発信は可能だと。
斜陽といわれている産業、疲弊しているといわれている地方へスポットを当てることも可能だろう。
非常にワクワクする話、ぜひ夢を叶えて頂きたい。
今度は何をお手伝いしようかな(←独り言)。


中尾先生、素敵な講演をありがとうございました。