2011/09/26

「子供がケータイを持ってはいけないか?」

久々に読み応えのある本に出会った。

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「子供がケータイを持ってはいけないか?」(小寺信良著 ポット出版)


便利なツールとして皆が利用するケータイ電話。
分別のつかない子供に持たせるのはちょっと・・・、と思っている保護者も多いはず。
理解しなければならないのは、ケータイ電話はあくまで"ツール"だということ。
使う側の意識ひとつで良くも悪くもなるもの。

例えば、ナイフ。物を切ったり刻んだりするには非常にいいツールだが、振り回したり人に向けたりという行為は危ないと誰もが判断する。
だからといって、ナイフ廃絶!と一足飛びにはならないだろう。
使わせる前に使い方と危険性をしっかりと教えているはず。
ケータイ電話もそう。
使わせる前に使い方と危険性をしっかりと教える必要がある、と思う。


誰が教えるの?


これは子供にケータイ電話を持たせる親の責務だと私は思う。
躾の一環、ともいえるのではないか。


何を教えるの?


上に記した使い方と危険性、だ。
それを教えるには、しっかりと現状を把握せねばなるまい。
いまどきの子供たちがケータイ電話がどのように使っているか。
いまどきのケータイ電話がどのように進化しているのか。


そういったことを知り判断するためのヒントがこの本には盛り込まれている。


著者の小寺氏は、冒頭にこのように書いている。
「国民全員が情報を発信し、情報を使いこなせる能力を持つこと。最終的にはみんなでそこへ行かなければならない。」

しっかりとした情報インフラを持つ日本。子供たちは未来の日本でこれをどのように活用するのか。
我々が子供たちに襷を渡さなければならない。


「幽体の知覚」

自転車のメンテナンスをして貰うために、購入した店舗へ向かった。
点検に30分ほど時間がかかるとのことだったので、近くの熊本市現代美術館を覗いた。

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今回は、小谷元彦展 幽体の知覚


私にとっては、初めて見るジャンルの芸術、というべきか。
斬新で繊細で無垢な、自分の中に潜んでいる感覚をなぞり目覚めさせて行く感じ。

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「インフェルノ」という展示物にはとにかく驚いた。
ぜひいろんな方に体験して頂きたい。


展示は2011年11月27日(日)まで(毎週火曜は休館日)。
開館9周年記念として10月12日(水)は入場無料だそう。

2011/09/24

合格祝いをして頂きました

昨日のこと。
日頃親しくさせて頂いている皆さんからITコーディネーター試験合格のお祝いをして頂いた。

$ポジティブな日々
写真は、ほぼ出来上がりつつある状態の一次会。


勢い余ってこの宴会の模様をツイキャスで生放送したり。

楽しくて、笑いすぎて、今朝起きた時に腹筋と顎関節の痛みに襲われたほど。


思えば、今回集ったメンバーは今年に入ってから知り合った、または以前から見知ってはいたが今年に入ってから親密度が増した、という方々ばかり。
人の縁の不思議さを感じると同時に、その存在を本当にありがたいと常々思う。
もっといろんなこと、楽しいことを共有して行きたいと思える方々、まさに「仲間」だ。


今、私が資格取得を目指しているITコーディネーター
ITコーディネーターになるには、ITC試験に合格をすることとケース研修を受講することの2つの要件を満たした上でITコーディネーター資格の認定を受けることが必要なのだが、今の私の場合、ITC試験に合格しただけで、これからケース研修を受講する。
ケース研修は、年間3期実施されるうちの1期15回を受講する集合研修。
なるべく自宅から近いところで受講したいと思い調べてみたところ、今年12月から開催の2011年第3期ケース研修は直近の開催地が大阪だった。
九州での開催について事務局に問い合わせたところ、来年8月から開催の2012年第2期ケース研修が福岡で開催されるそう。なんと、約1年後とは!
それまで、モチベーションを高く保ち続けなければならない。


昨日の会で皆さんから頂いた胡蝶蘭。凛とした美しさが素敵。
ポジティブな日々



昨日の会を呼びかけて下さった、私の憧れの存在である現役ITコーディネーターの中尾先生、企画・運営をして下さった岡本さん、参加して下さった皆さん、コメントを寄せて下さった皆さん、この場を借りて御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

2011/09/19

最後の運動会

昨日は娘の通う小学校の運動会。
娘は小学6年生なので、小学校の運動会への参加は今年が最後となる。


当日は生憎の雨だったが、雨天決行とアナウンスされており、体育館での開催となった。
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小学校の先生方は、毎年スタッフTシャツを作成される。どなたがスタッフなのかが一目瞭然。非常にありがたい。今年のデザインはこれ。
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役員の方々がグラウンドのコンディションを見ながら準備を並行して行って下さっていた。
お昼前に会場は体育館からグラウンドへ。
移動もスムーズ。


午後からは体育館ではできなかった徒競走などが盛り込まれ、子供達はのびのびと動き回っていた。


低学年の玉入れでは、おばあちゃんが混ざっていたり。

爆竹やスタートのピストルの合図で泣き出す児童がいたり。


いろんなハプニングが起こりながらも、無事に終了した。

同時に改めて、娘の成長を目の当たりにした。
指示されて動くだけだった低学年の頃とは違い、今回は最上級生。係りの役割を果たしながら、下級生達をリードしていかなければならない立場。
カメラのファインダー越しに見る娘は、上級生らしく振る舞い、逞しかった。普段、家庭で見せる顔とは違う一面を垣間見たようで、私はとても嬉しかった。


夜は公民館で打ち上げ。
なんとお寿司屋さんが開店。
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地元で構えていたお店を数年前に閉店されたのだが、運動会の打ち上げの時に「一夜限り」ということで復活、皆さんお待ちかねのブース、まさに天草ならでは。


先生方も保護者も非常に親密な関係が保たれている。

良好な関係を保たれているからこそ、今回の運動会のような臨機応変に対処すべき行事も、結果的には難なく行えたのだ、と感じた。
仕事でもそうだが、日頃のコミュニケーションは本当に大事だ、と改めて実感した。

2011/09/11

「人脈」を勘違いしていないか?

9/8(木)に開催されたFukuoka D.C.主催の福岡地域戦略フォーラム。
インフォテリア株式会社平野社長が熊本弁で基調講演をなさる、ということを開始直前に小耳に挟み、その模様を生中継していたUstreamをチェックした。



$ポジティブな日々

テーマは、「域外で挑戦する企業と個人を増やすには」


以下、私に響いた内容。

(ここから)
21世紀の価値 ヒューマンネットワーク
 これからは、個の力の台頭
 専門力を持った強い個人が必要な時に必要な形でつながることができる→21世紀の「組織」
 21世紀は「自律・分散・協調」の時代 
 これを形づくるために必要なのが「ヒューマンネットワーク(個のネットワーク)」

ヒューマンネットワーク(個のネットワーク)が必要な理由
 ①スケーラビリティ 
  必要に応じて大きくも小さくもできる→価値の源泉となる
 ②ファクトからオピニオン 
  事実(ニュース)は誰でも瞬時に知ることが出来る現在、以前はここに価値があった。
  現在は、事実となる前の情報(意見・考え)をどうやって得るか、に価値がある
  これが差別化、違いを生む
 だから、ヒューマン・ネットワークは大事

人脈(ヒューマンネットワーク)を履き違えている人が多い
 ×たくさんの人を知っている → そもそもベクトルの向きが違う
 ○たくさんの人から知られている、頼りにされている、自分へベクトルが向いている


 相手からベクトルを向けられるためには・・・

 自分を高める
 ・人と違うことをする
 ・自分で自分のハードルをあげる
 ・現状に満足しない

ヒューマンネットワークを維持するために注意すべきこと
・有名人とのつながりをよく話す人 自分で勝負していない
・自慢話ばかりする人 自分の過去の話ばかり。ヒューマンネットワークは未来を形成するもの
・お願いばかりする人 時間の重要さを認識していない 時間は一番大事なもの
 人の時間を遣う際は、その分の価値を相手に提供できるかを考えること
自分がそうならないように気をつける
(ここまで)

$ポジティブな日々





ソーシャルメディアを遣うようになってから、実際に人と逢い、繋がる機会が増えた。
それも簡単に。
以前は、会合やセミナーの開催など、情報を収集するために様々な媒体を活用していたが、今は違う。

簡単に得られる情報や繋がり。
それが増えるにつれて、希薄な人間関係も増えているのではないだろうか。

今回の平野社長のお話で、最も共感しつつ猛省したのは、「時間」のこと。
どんな人にでも「時間」は共通の大事な資源、だと。

「Win-Winの関係」とはよく言われる言葉であるが、頭で理解したつもりでも、自分だけが価値を享受するような結果に終わっていなかったか?
「時間泥棒」にならないよう、心がけて自己研鑽しなければ。

2011/09/06

禁欲生活のワケ

今年の7月のある週にFacebookとTwitterで一週間だけ禁欲生活を宣言した私。

この場合の禁欲とは、酒を断つ、という意図だったのだが、数々の誤解を招いたようで。

30歳を過ぎてから、飲酒癖がついた。
仕事が終わってから飲むビールは格別においしい。
休日の昼間に飲むビールも最高。
蜜の味を覚えてしまい、ビールを楽しむことが一日の活力源、と言っても過言ではないほど。

しかし、飲んでしまうと、それ以降の時間は何もできない。
何かをするにしても集中力はないし、車での移動も当然不可。タラタラと時間を過ごすことになる。
何とももったいない。

そんな生活を改善するきっかけが、今回の禁欲生活。
当然、目的があった。

それはある試験に合格すること。

一週間だけの酒断ちくらいで受験に臨もうなんて甘い考えと思われるかもしれないが、それまで受験勉強をしていなかったわけではない。
ただ、最後の詰めを行うには、普段の生活ペースでは時間が足らない、と判断したため、決断した。


試験当日。
試験時間120分はあっという間に過ぎた。
全ての問題に回答したが、根気と読解力のなさをその場で痛感し、試験会場を後にした。

その日に禁欲生活は解禁。
たまたまその日はバーベキューイベントが予定されていたので…
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ヤケ酒となってしまった。



そして、去る9月1日に届いたのは…
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実は今でもこの通知が本物なのか、誤報でないかを疑っている。

とは言いながら、これからケース研修を受講・修了し、はじめて認定してもらう権利を得る。
つまり、まだまだ、ってこと。

次の禁欲生活はきっと研修を受講するそのタイミングで開始されるに違いない。

2011/09/05

写真で綴る東京の今日の休暇

休日の今日、せっかくの東京をアクティブに。

まずは、南青山の根津美術館。
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今回の展示は…。
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門をくぐるとこんな感じ。
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広い庭園、蝉の声がにわかに聞こえる。
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次は、尊敬する写真家アラーキーの写真展へ。南青山Rat Hallにて。
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車内から撮った写真がたくさん。
モノクロームの写真がより現実に近い真実を伝えているように感じさせる。
そして構図がスゴイ。


行くたびに文化的な刺激を感じる東京。
次の上京時はどこへ行こうか、考えあぐねている。