2013/07/31

夏の星あかり

タイトルは、熊本市で開催されているイベントの名称。
夜、街に出たついでに熊本城付近を散策してみた。



清正公の像の前で。

とても幻想的なあかり。

水にローソクを浮かべ、ほのかに照らす。

長塀通りにも飾られていた。



大きさはこんな感じ。
筒の背面には小さな穴が開けられており、水が一定のところまでしか入らないようになっている。

火の国まつりの一環である本イベントは、8/2(金)まで開催されているので、ぜひご覧頂きたい。


http://www.hinokunimatsuri.jp/



私がハマりそうなもの

普段の私は衣食住についてはほとんど無頓着。

衣=暑さや寒さを凌ぐ程度に着ることができたらいい
食=空腹を満たしてくれたらいい
住=寝る場所があったらいい

こんな程度だ。

なので、この分野についての費用対効果にはものすごく関心がある。

最近、地元紙を定期購読し始めた。
新聞には広告チラシが必ず入っており、新聞記事と同様にチラシもじっくりと見るようになった。

中でもビックリしたのが、宮崎県都城市に本社がある衣料スーパーハゼヤマさんのもの。
衣料品がとにかく安いのだ。

先日のチラシでは、紳士向けのタンクトップとTシャツが各400円〜と記載されていた。
主人がアンダーシャツ代わりに欲しい、と言っていたので、偵察をかねて行ってみたところ、店内の広さと品数の豊富さ、商品の安さに驚いた。

目的のものを手にレジに並んでいると、私の前で順番を待つ人の商品をレジに通す声が聞こえた。

「…以上4点で780円です。」

4点で780円?
一体何を購入したの?…、というぐらい安いのだ。

ちなみに当日購入した商品は、主人のタンクトップとTシャツ、2点で800円だった。
安い!



実は数年前に、娘からこちらの店舗の話を聞いたことがあった。
「オシャレなものがたくさんあり、とても安くて、品数が豊富」だと。
店舗の近くに住む従姉と一緒に行ったことがあるそうで、「また行きたい」とよく口にしていた。

チラシを見るまでは、その存在を疑っていたが、  行ってみて納得、私もハマりそうだ。


今日の折り込みチラシで発見したものがこちら↓
金額に注目!

メール会員なる制度もあり、オススメ商品が更に半額!といったクーポンが発行されるそうだ。


流通や顧客囲い込みの仕組みも知りたいハゼヤマさん、こちらから暫くは目が離せそうにない。

2013/07/14

夏休みさながら

毎日暑い日が続いている。

巷ではもう夏休み…、と思っていたら、来週末かららしい。
昨日、今日、明日、とカレンダー上三連休だったため、つい勘違いしてしまった。

この週末は、主人の叔母夫婦、主人の妹家族が天草に遊びに来ていて、とてもにぎやかに共に天草を満喫している。

昨日は私は不在だったのだが、海にアジゴ釣り、川にダクマ採りに行ったそうだ。
今朝は、早朝からカマス釣り、昼はバーベキュー、そして私も便乗してダクマ採りに行った。

ダクマとは、川に生息するテナガエビのことだ。

今日は天草市下田町の轟の滝公園の近辺に行った。

ダクマは石の陰に隠れている

ダクマの動きは俊敏で、小さな網で捕まえようとしてもなかなかうまく捕まらない。
石の陰に潜んでいるダクマをおびき寄せるために、米ぬかをエサとして撒きながら、探す。

ダクマを探す夫と娘



今日の成果 ざっと30匹くらいか

ちなみにこれがダクマ


これを素揚げにして塩こしょうをふって食べると、歯ごたえがあり香ばしくてとても美味しい。



夏休みさながら、遊びに夢中になれた休日だった。

2013/07/09

念願のねこカフェ

7/3(水)、近所にオープンしたねこカフェmico(ミコ)。


オープン日のしばらく前から、このような思わせぶりな貼り紙が




やっとオープン日がわかった!

これが掲示されたのは、オープン日の一週間前だったと思う。
とても楽しみにしていた。


そして今日、やっと悲願達成!

仕事の合間の隙間時間に訪れた私は、短い時間で堪能しようと、30分400円(ワンドリンクオーダー制/別料金)のコースを選択し、ホットコーヒーを注文。
その前に念入りに手を洗い、消毒も。


猫ちゃんたちはねこスタッフと呼ばれている。
いつも12〜3匹(人?)のねこスタッフさんがいて、半数は上で休憩中だそう。


私を接客してくれたねこスタッフのチャコちゃん


フラッシュをたかなければ、撮影はOK!


角のテーブル席に座った私の横には"猫タワー"


別に床に座る席もあり、ねこスタッフさんとおもちゃで遊ぶことができる。
勢いあまってお客さんのテーブルに乗っかったねこスタッフさんも…。

こんなところにも眠ってる

邪魔しないように…。



たまたま目があったチャコちゃん


大きなねこスタッフさんが私の好み。
うだうだごろごろと転がっている姿にかなり癒された。


ねこカフェmicoのWEBページはこちら
ねこスタッフさんの紹介やシステムの説明が記載されている。


心にも栄養を

おかげ様で、昨年の5月に起業してからいろいろなお仕事をさせて頂いている。
勤めていた頃と大きな違いを感じるのは、責任の重さと時間の使い方だ。
個人事業のため、ひとりで何役もこなさなければならない。
特に時間の使い方には、よりシビアになったような気がする。
勤務していた頃と比較して、コンサートに行ったり、美術館に行ったり、映画を観たりする機会が極端に減った。
これは、生活の文化的水準が下がったように思える。
財政面を憂慮して…、ということが全くないわけではないが、時間的ゆとりがなかった、というのが本音だ。
特に先月は立て込んでおり、スケジュール帳とにらめっこをしながら、乗り越えられるかどうかがとても不安だった。
それが何とか乗り越えることができ、今このようにブログを書く時間(自分自身を見つめる時間とも言える)ができたことを本当に嬉しく思う。

今月になってふと、以前Facebookに投稿した記事を思い出し、思い立った。

それは、熊本県葦北郡津奈木町にあるつなぎ美術館で井上孝治氏の写真展示のこと。


そこには、日本が戦後復興で元気を取り戻そうとしていた昭和30年代のこどもたちや街の写真が7月15日まで展示されている、とのことだった。
時間がない。



行かねば!


ということで勢いで津奈木町へ出かけた。

つなぎ美術館


驚いたのは、美術館からモノレールが出ていたこと。
山の上にある舞鶴城公園にモノレールでたった5分で上るらしい。




上らねば!


ということで、上った。
途中、傾斜33度の急な勾配を車両は傾くことなく水平のままで上った。
舞鶴城公園から見下ろす
不知火海も見える眺望

肝心の写真展では、写真の一枚一枚をじっくり見ることが出来た。
私が生まれる前の風景だが、どこか懐かしさを感じさせるものばかり。
ゴム跳びでスカートを翻す女の子、ゴムまりをつき股をくぐらせる女の子、三輪車と一緒におまわりさんにかかえられ連れて行かれる子ども、ぬかるんだ道を歩く親子、炭鉱の仕事から帰る親を迎えに来た子どもなどそこにはありのままの生活が写されていた。
身なりを見る限り、写っているのは決して裕福な人びとではないが、強く生きようとする力を感じさせる。
立ち止まりしっかりと見たくなる、どれもそんな写真ばかりだった。
同時に、今の便利さ、恵まれた環境をありがたく思わずにはいられない。
いい意味で刺激を与えてくれた写真展だった。

パンフレット類

帰りに、芦北町の星野富弘美術館に立ち寄った。

星野富弘氏を知らない人はいるだろうか。
順風満帆な人生を歩んでいる折、教員となりクラブ活動の指導中に事故に遭い、手足が不自由となってしまう。
その後、口に筆をくわえて絵や文字を書き始め、今では詩人・画家として活躍されている方だ。

星野富弘美術館
入り口すぐの壁画
氏の詩と絵はとても優しく温かい。
このように詩を表現したり描いたりするまでどれほどの苦難と協力があっただろう、そう思うといたたまれなくなる。

どんなに忙しい人でも、怒りっぽい人でも、頑固な人でもきっと持っているであろう優しく素直な気持ちを思い起こさせてくれる、と思う。
忙しさにかまけ、心を亡くしがちだった私に、人として足りない部分を教えてもらったような気がした。いつでも、誰にでも、優しいひとでありたい、と思う。
そして熊本にこのような場所があることを誇りに思う。

心にも栄養を、感性を磨く時間を今後も大事にしていきたい。

2013/07/08

靴を買う時に思い出す話

社会人になってから久しいが、黒の靴、特にパンプスにはお世話になりっぱなしである。
ヒールが高く爪先のとんがったものから、歩きやすい幅広・甲高・ヒール低めのものまで、何足購入し履いたかわからないが、どの靴も履き潰すまで履いた結果、手元に(足下に?)あるのは、1足だけである。

先週の土曜日にイベントのお手伝いで、黒のパンプスで外を走り回っていた。
左足の小指辺りに違和感を覚え、見てみると、黒のパンプスから小指がはみ出していた。
黒いストッキングを履いていたのだが、それすら突き破った私の左足の小指、よほど外へ出たかったらしい。
パンプスには穴があいていた。とても履きやすいものだっただけにすごく残念な気持ちになった。

靴を破れるまで履く、という経験は、私の苦い思い出をよみがえらせる。

それは小学6年の冬のこと。

私の靴の左足の親指の箇所に穴があいた。
当時、2足を交互に履いていたのだが、その2足とも同じ箇所に穴があいた。
すかさず私は母に伝え、新しい靴をねだった。
しかし、母は買ってはくれなかった。
その理由はこうだ。


私の身長は166cmだが、実は小学6年生の頃から変わっていない。
幼い頃からずっと身長が高く、まだ伸びるのでは、と周囲からは言われていた。
身長が高いと足のサイズも大きい、また逆も然りだと聞いたことがある。
当時の靴のサイズは23.5cmだったのだが、足の指が突き破るのであれば、まだまだ足が大きくなり、身長も伸びるのでは…、と母は懸念したようだ。
これ以上身長が伸びたら将来着るものに困るだろう、とも思っていたようだ。そのためには足をこれ以上大きくしないようにしなければならない、と、結局そのままその靴を履かせ、新しい靴を買ってはくれなかった。
私は仕方なく穴のあいた靴を履いて学校へ通った。とても恥ずかしかった思いと、その時に履いていた靴のデザインを今でもよく覚えている。

今年に入ってこの話を母にしたところ、「全く覚えていない」と言われ、私はショックを受けた。私のあの思いはなんだったのだろう…。
とはいえ、今の身長のまま成長が止まってくれたのは、母のおかげだと信じている。

小指の箇所に穴のあいた私の黒いパンプスは天寿を全うしてくれた。
今日は、新しい黒いパンプスを買った。
新しいパンプス
新しい靴を買うたびに、あの纏足体験を思い出す。