2011/12/27

2025年の日本

来年早々に行う講座の資料を作成しようと、インターネットを検索していたところ、面白いものを発見した。


それは、「イノベーションで拓く2025年の日本」という標題の資料。


これは、2006年に、当時の安倍政権の所信表明演説に盛り込まれた公約の1つで、2025年までを視野に入れた成長に貢献するイノベーションの創造のための長期的戦略指針「イノベーション25」を策定する際に国民の声を募集したのだそう。

385件の意見が寄せられた中から、夢のある20件が例として挙げられていた。

面白いのは、夢を叶えるためにはどのような技術が必要で、かつ技術的実用可能な時期と社会的に適用可能となるであろう時期を記してあるところ。


既に実現可能な域に来ているものがこちら↓

世界中どこでも財布を持たずに生活OK - キャッシュレス・ワールド ―

国際標準化された電子マネーやID管理技術が実現・普及し、財布を持たずとも安全性・利便性の高い多様なサービスを世界中どこででも利用できる。

【実現のために必要な技術・システム】
・ 世界中でカード1枚でほとんどすべての手続きや買い物ができる、セキュリティ機能(個人認証等)、電子決裁機能等をもった多機能電子カード(2009年/2014年)
・ 従来のお金と同様な信用性をもって匿名で金銭の授受が可能な電子マネーの一般化(-/2014年)
・ 電子マネー等の普及によって500円未満の少額決済がゼロもしくは無視できるほどの低いコスト負担で行なわれるようになる(2008年/2013年)


電子マネーは複数の規格があるため、普及には若干時間を要するであろうが、それにも解決の兆しが見えている。

「おサイフケータイ」の国際標準規格 国内携帯3社が普及へ連携



また、大震災があった今年だからこそ、より早く実現させたい夢↓

地震発生後の15秒緊急対応により犠牲者が激減

地震計と各種社会基盤や家電製品等をネットワーク化することにより、地震発生から揺れまでの15秒間を利用して自動的に交通機関やガスの供給を止めたり、電熱性の家電製品のスイッチが自動的に切れるようになる。さらに、発生後の状況把握と救援活動がユビキタス技術の活用により飛躍的に迅速化することで、地震による二次被害を最小限に抑えることが可能となり、犠牲者が激減する。

【実現のために必要な技術・システム】
・ 海溝型地震と内陸地震それぞれについて、被害の発生が予想されるマグニチュード7以上の地震発生の切迫度(場所と時期)を人的災害の軽減につながるような高精度で予測する技術(2021年/2030年)
・ 地震や火山、洪水等の自然現象、あるいは人為的事故に伴う災害の危険性を住民が認識、理解し、行政と協力して減災策を構築できるシステム(-/2014年)
・ 避難活動を円滑に行うことのできる個人携帯端末による誘導技術・ユビキタスネットワーク技術を使った防災システム(2009年/2014年)
・ 斜面崩壊の仕組みの解明に基づき、崩落前に危険を検知し、通行止め等の事故防止対策を適切に行うシステム(2012年/2018年)



技術予測は、当時の科学技術予測調査を基にしているそう。
実現までをこのように具体的に記してあると、「夢は叶うのだ」と思える。
ICTを正しく活用することで、生活は便利に、安全で安心な社会をつくることができると私は思う。

2030年には、日本の高齢化率は33%を超えると言われている。
すべての方々がICTの恩恵を享受できる、そんな社会を実現させたい。

2011/12/03

ドコモからiPhoneは出るの?

12/1の早朝、日本を席巻したニュース。

ドコモ、来年夏にiPhone参入:日経ビジネス


Facebookでこのニュースを知った私。
私のニュースフィードはこの話題で持ちきりだった。


携帯電話の通信キャリアは、各社それぞれに魅力的なサービスを展開しているが、ドコモのサービス提供エリアでないと、私の携帯電話は役目を果たさない。
それがドコモを手放せなかった理由である。


$ポジティブな日々
これは私が一番最初に手にしたApple製品、第2世代のiPod。

それから、様々なApple製品と付き合い、iPhone3GSで初のiPhoneユーザとなった。

…が、サービスエリアの問題と経費削減、それを理由に契約を解除した。


そんな中、飛び込んできた上記のニュース。

非常に嬉しい反面、手放しで喜べない理由があった。


$ポジティブな日々
それがこれ。
今、私が利用している携帯電話である。
通信キャリアを見てほしい。「NTT DOCOMO」と書かれているのがおわかりだろうか。


最近はAndroid端末を利用していたのだが、iPhoneのUIへのノスタルジックな想いは高まるばかり。
この円高のタイミングで、エイ、ヤーとばかり、SIMフリーのiPhone4を入手したのである。

SIMカードも自分でカットして、microSIMカードにした。
誤って金属部分を切ってしまい一瞬青ざめたが、何とか利用できている。
ドコモショップへ行ってmicroSIMカードを発行してもらえばいいのだけれど、できることは自分でやりたい性分の私。
そんな(かけなくてもいい)手間をかけた分だけ愛着がわいている。



12/1、早速ドコモのホームページには以下のような記事が掲載された。

ドコモからのお知らせ : 弊社に関する一部報道について | お知らせ | NTTドコモ


果たしてどうなるのだろうか?
今後もこの話題から目が離せない。