つい先日のこと。
ふと思い立って、熊本赤十字病院に併設された熊本県骨髄データセンターへ骨髄バンクのドナー登録に出かけた。
簡単な問診の後、採血し、登録の受付が完了した。
それは、本ブログのタイトルどおり、献血よりも簡単なことだった。
スタッフの皆さんにあんなに丁寧に対応して頂けるということは、きっとドナーのなり手が少ないのだろう。
骨髄には様々な型があり、血縁のある家族でもなかなか適応することはないのだとか。
また、登録後、自分がどのような型なのか教えてはもらえないそう。
肉親や知人に骨髄移植が必要な人がいても、直接的には助けてあげられないシステムなのだ。
そして、骨髄採取の際には、かなりの苦痛が伴うそうだ。
きっと、私が8月に経験した髄液採取後の体調不良に似たものだろう。
しかし、それは一瞬のこと、時間が経てば治る話。
しかし、骨髄移植を待つ人々は…。
帰りに見た待合室の掲示板には、白血病で命を落とした本田美奈子.さんのポスターが貼られていた。
華奢な身体にパワフルな歌声を持つ彼女は私よりも年上だった。
しかし、私はいつの間にか、彼女の享年を追い越してしまった…。
私の行動がもう少し早かったならば、彼女は亡くならなくて済んだのかもしれない。
骨髄の型が合うかどうかはわからないが。
私の骨髄の型が日本のどこかに住む、骨髄移植を待つ、誰かにとって大事な方のものと合致し、命を救うことができたら、と切に願う。
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