2021/06/17

面白いお店

 

先般、高千穂へ行ったことはここに書いたが、その日西本宮前の参道を歩いていて面白いお店を見つけた。
無人古本書店、と扉に書かれていた。
無人?
無人古本書店 ほん、と

明かりがついていたので入ってみた。

左手にはテーブルと折りたたみのソファと椅子があり、ちょっとしたミーティングができる感じ。

ミーティングスペース

ハードカバーから文庫から雑誌から、あらゆるジャンルの本が置かれていた。

書架の本たち

そして、看板に偽りなし、お店の人がいない。入って右手にはガチャポンが2台鎮座ましましている。


ガチャポン?

よく見ると、案内があった。
会計はバーコード決済または現金で、ガチャポンは現金支払用のマシーンであり、それぞれ200円と500円が入るように設定されている。書籍は、200円、500円、1,000円の3プライスで、購入時には、該当する金額を投入してガチャポンを回す、という仕組み。


会計方法の案内


本のおすすめコメントについて

実は、以前ネットの記事で、三鷹駅そばにある無人古本屋BOOK ROADの存在を知り、人件費をかけずになおかつ性善説で運営されているそのお店について、興味深く思ったものだった。
同様のそれがこの地にあることに正直驚いた。
人口密集地にあるからこそ成り立つ商売だと思っていたからだ。

平日の昼間だったためか、あまり人通りを感じられなかったので、認知度やどんな方が利用されているのかが気になった。町の人口が約1.1万人だそうだが、いらん世話だけど、まずは地元の方々に繰り返し利用してもらうような仕組みがないと継続が厳しいのではないか。ここに来ないと味わえない何かがないと観光客や参拝客は立ち寄らないだろうし。

…と思ってこちらについてネット検索したら、クラウドファンディングのページにたどり着いた、なるほど。故郷を活性化させたい、という熱くて強い想いが伝わってきた。
コロナが明けたら面白いことが起こるかもしれない。
そんな期待を抱きつつ、せっかく出会ったから今後もウォッチしていきたい(僭越ながら)。

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