2021/05/29

この4月から始めたこと

この4月から、熊本県の南阿蘇村でお店を始めた。

南阿蘇村には免の石トレッキングルートがあるのだが、この4月から1つのコースが有料で開放されることになり、ちょうどその登山口にある建物を借りて登山の受付とカフェをすることになった。


お店の話が持ち上がったのは2月。

以前から今回借りた建物が何も利用されていないことを常々もったいなく思っていた。

登山口には眺めのいい公園があり、そこを散策に訪れる方もいらっしゃる。ただ、残念なことにこの界隈の歩いていける箇所には飲み物や食べ物を販売している所がない。そこで、この建物で軽食を提供できないかなぁ、と思ったのがきっかけ。

建物を借りて登山受付をやらせてもらうことはとんとん拍子に進んだのだが、問題は主たる目的の軽食提供だった。

…というのも、この場所、電気も水道もない場所なのだ。食品については調理はせず出来合いを提供する予定だったが、コーヒーなどを沸かして提供するには保健所の許可が必要だが、電気も水道もない場所は営業許可がおりない。苦肉の策でやったのが、仮設営業許可申請だった。建物はあるが、その横で三方幕をはったテントをたて、その中で飲食物を提供するようにした。店は毎日ではなく、土日祝のみの営業なので「仮設営業」で間違いないのである。

そんなこんなでテントを始めとした備品をそろえ、コーヒーなどの飲み物も提供できるようにし、お越しくださった方の自由度をあげたかったのでセルフカフェにした。テント内にある程度の飲食物を準備しておくので「好きなだけお召し上がりください。代金は召し上がった分だけいただきます」というシステムだ。本当は料金は決めたくなかったのだが、「いくら払ったらいいのかわからない」という声が出るだろうからと、料金箱をつくり100円、200円、500円の中から選んで払っていただくことにしている。



たまに、テントに来られたお客様から「いくらですかー?」というお声がかかるが、「おまかせしまーす」と答え、更に困らせてしまうこともある。システムを説明するけどね。

あと、「ボランティアですか?」と言われることもあるが、提供分の仕入れは発生しているし、召し上がった分をお支払い頂いているのだからボランティアではない。

いろんなお客様がおいでになる。だから楽しい。

ここを通じていろんな方々が出会う交流の場になったら、と思う。

まだまだここでやりたいこともあるし、今後が楽しみだ。

ちなみに、屋号は 鳥と猫 。なぜその名前なのかはホームページをご覧あれ

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