引っ越して2週間後に子猫を迎え入れた。
引っ越した日の週末に保護猫カフェに下見に行った時に懐いてきた子猫。
デニム生地がとても好きらしく、ジーンズを着て行った夫と私のそばから離れず、散々遊んで足の上で眠ってしまった。
それだけでもハートを射抜かれたのだが、以前飼っていた猫に顔つきがとても似ていたことも親近感を覚えた理由である。
すぐにでも連れて帰りたかったのだが、人の住む環境すら整っていない状態だったので、1ヶ月後の招聘を目途にカフェの方に申し入れたところ、猫の引き取り依頼がかなり多いため、気に入った子がいたらなるべく早く引き取ってもらいたいとのことだった。
もう人はそっちのけで、まずは猫の受け入れ体制を整えることにし、それから5日後に無事にウチに連れてくることができた。
名前はねこじ、♀なのに、である。
ねこじ と呼ぶことはほとんどなく、ねじこ ねじ と呼んでいる。ねじ が一番多いかな。
ねじがウチにきてから、とにかく猫中心の生活になった。
生後4ヶ月になった8月某日のねじ。 |
朝起きるのもねじに起こされるし、ねじが寝ている隙に仕事したり一緒に寝たり。
来た当初は生後1ヶ月の子猫だったので、体も所作もミニマムで可愛らしかったが、最近ではよく食べるせいか大猫になり、パワフルさがハンパない。
元気な時には、飛びつき、噛みつき、引っ掻きまわし、夫と私は傷だらけ。でも猫だもの、仕方ない。
そしてとにかく寂しがり屋で、人のいく先々についてくるし、座っていると体をぴったり寄せて来るのが可愛いらしい。
今は暑いので、ねじを置いて外出するときは、エアコンをつけた部屋に閉じ込めている。
最近は、我々の外出する時が分かるようで、準備をしているととにかくついてくる。
それを何とか餌やおもちゃで誤魔化し、それにねじが気を取られている隙にドアを閉めるのだが、その時の罪悪感は言葉にできない。
帰宅してドアを開ける前に「ただいまー」と声をかけると、あまり鳴かないねじが渾身の力を込めて「ニャー」と言う。何で1人にしたの? ずっと待ってたんだよー、と恨み言を言っている気がするので、ひたすら体を撫でて謝りまくる。
できればもう外出することなくずっとウチにいたい。猫を飼っている人ってみんなそう思っているんだろうな。
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