そもそも、製造業を対象とした理論なのだそうだが、組織の問題解決や運営効率の向上にも用いられるそうだ。
問題解決の思考パターンは以下の2つ。
1.分析思考・・・原因をつきつめる一般的な方法
2.クリエイティブシンキング・・・改善策・創造性に重きをおいた解決法
「創造性とは、過去の知識経験を解体結合して新しい効果を実現すること」
これは、有名なブレーンストーミング法の発案者アレックス・オズボーンの言葉である。
「創造性は想像(イメージ)する力」
過去に得た知識や経験をもとに人は思案する。何もないところに新しいものは生まれない。
創造性獲得の3要素は以下のとおり。
・チャレンジ/好奇心
・ツール/プロセス
・情熱
情熱が高いものほど成果が高いという。
情熱は「思いの強さ」と言い換えることができるであろう。
発想法を習得することで、問題解決のスピードUP、レベルUPの効果がある。
ブレーンストーミング法、ゴードン法、KJ法・・・等、先人達は様々な発想法を生み出した。
これらの方法は、目的に応じて使われてこそ意味があるもの。
今回学んだのは、矛盾の解決手法。
ひとつの物事を行うにあたり、あちらを立てればこちらが立たず・・・、という矛盾。
様々な問題のひとつである矛盾解決を行うにあたり、人間の思考パターンを40に分類した発明原理を用いて解決する。
つまり、試行錯誤して時間をかけて導きだすのではなく、すでに体系化されたルールに則って問題解決を行う、というものである。
なんて斬新な、スピーディーな展開なのだろう!
この「TRIZ理論」、実は私はまったく知らなかった。
知らないと損をすることが世の中にはたくさんあるが、これもきっとその中の一つだと思う。
私が学んだのはほんの一部であるが、その合理性に非常に興味を覚えた。