2012/03/24

旅立ちの時

今日は娘の卒業式。
残念ながら生憎の雨となった。

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全校生徒51名の小さな小学校では、1年生も含めた在校生たちも全員出席する。
卒業生は11名。


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卒業証書は、校長先生からひとりひとりに手渡される。
受け取った児童は、壇上から出席者に向けて、中学生活の抱負を大声で宣言する。

娘はこう言った。
「中学生になったら勉強が難しくなるので、予習・復習をしっかり頑張ります。また、部活との両立ができるよう頑張ります。」


また、「おわかれの言葉」と題されたプログラムでは、卒業生と在校生、先生方と、思い出を振り返りながらの言葉のやりとりがあった。

卒業生ひとりひとりの思い出を在校生がそれぞれ感謝の言葉と共に発表する。
在校生の中には泣きながら発表する姿もあった。

卒業生は、各学年でお世話になった担任の先生の名前をあげ、感謝の言葉と共に思い出を振り返った。
目を真っ赤に泣きはらす卒業生、声をつまらせながら発表する卒業生、また先生方の涙を拭う姿を見て、皆の脳裏に、この6年間で経験した様々なことが、この一瞬にすべてよみがえったように思えた。

校長先生からの餞の言葉。
「本当にやりたいことを見つけて努力をすること。本気になってやれば何でもできる」。
娘にはやりたいこと、好きなことに早く巡りあってほしいと思う。
それと向き合い、努力を惜しまず、精一杯取り組んでほしい。
時間は限られているのだから。

担任の先生による最後の学活。
先生が高校卒業の際に餞の言葉として言われたことをご披露下さった。
「道にゴミを捨てるような大人になるな」。
例え些細なことでも、悪いこととわかっていてもやってしまうような弱い大人になるな、ということ。

先週、娘のクラス全員で国道沿いのゴミ拾いをしたそうだ。
そこには、タバコの吸殻やビールの空き缶など、子供には無縁のゴミが散在していたらしい。
「こんな大人になりたくなーい!」とは誰からともなく出た言葉らしい。


卒業生諸君には、いつまでもその気持ちを持ち続けてほしいと思った。

6年間の小学校生活はあっという間に過ぎ去っていった。

無事に卒業を迎えることができたのは、家族、学校の先生方、その他いろいろとご支援下さった皆様のおかげである。
心から感謝を申し上げたい。

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