2017/09/04

大人の責任

今日からもう一つの学校で夏休み明けの授業が始まった。
現在2校で教鞭をとる機会を頂いており、もう1校は既に先週から授業が始まっている。

若い人たちに関わる機会があるのはすごくありがたい。
彼らがどのような大人になるのか、とても興味深い。
どんな形であれ、関わった大人としての責任を感じずにはいられない。

先週末は高校の後輩たちと会食した。後輩といっても、私の娘といってもいいほどの年齢差の後輩たちである。既に社会人となり現場で一生懸命頑張っている人、就職活動の時期を迎え今後の人生を真剣に考えている人など、それぞれの立場で意見交換が行われ、放たれる言葉をとても頼もしく聞いた。きっと社会に貢献できる人材となってくれるに違いない。

そういえば、私が前職を退職する際に上司から言われたのは、「敵をつくるな」ということだった。もう既に大人になっていた私であったが、この示唆に富んだ言葉をありがたく受け止めた。八方美人であれという意味では決してない。いつ誰とどのように関わりを持つのかわからないからこそ、敵対するような関係にならないよう常に気をつけておくように、との意味だと捉えている。縁はどこで生まれるかわからない。

私が若い方々に伝えたいことは以下である。

たくさんの人と関わりを持って欲しい。
人に優しくあって欲しい。

私は因果応報という言葉を信じている。
良きにつけ悪しきにつけ、やったことはそっくりそのまま自分に返ってくる。
与えても何も返って来ないから、と見返りを求めるのではなく、与えることで自分が満足するならそれでいいのではないか。

先般、ある人との会話の中で出た一言が秀逸だった。
「挨拶をすることが損だと思っている人がいるようだが、挨拶して頭を下げても減るものでも禿げるわけでもなし」
私は大きく頷いてしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿