2020/06/30

ゆるすということ

6月も今日でおしまい。
2020年の半分が今日でおしまい。
1年が過ぎる体感は年齢分の1だと言われるが、確かに瞬く間に過ぎていく感がある。

「ポジティブな日々」というタイトルを付け、前向きでいたい自分を鼓舞する意味でここに綴って来た。
今年の5月中旬まで放置していたこの場だが、人の目を気にしがちなSNSではなく、誰かが読もうが読むまいがおかまいなく自分の今の想いを吐き出していた。まあ、自分にとってもどうでもいいことの方が多いけれど。

私は自分のことを話すのが苦手だ。
聞かれたら答えるけれど、あまり自分のことを語らない。
誤解を招くことなく上手に語りたい気持ちが先行してしまい、結局語ることができないのだろう。

自分のたくさんの嫌なところを露呈させたくないことも一因だと思う。
発言で失敗したことは数知れず。人と自分を比較して羨んだり妬んだり、悪いことが起こると人や周りのせいにしたりして、自分を嫌いになる。そしてそれに時間を費やすことを繰り返している。
ポジティブではなく、ネガティブの塊だ。
自己改革をしたい、そんな想いで購入したのがこの本である。


実は、購入したのは10年前のこと。
その後、1ページも開くことなく、「積読」状態でそれきりこの本の存在すら忘れていた。
つまり、10年前から自己嫌悪に陥る自分を変えたいと思っていたことになる。

ところがつい2週間ほど前、本棚に埋もれていたこの本のことをなぜか急に思い出し、手に取ってみた。

ゆるしとは過去の傷を喜んで手放すこと

この本に記載されたこの一節が刺さった。
過去の古傷にこだわって生きてきた私は、ずっと何かの被害者であり、常にその視点を持っていたことに気づいた。自分を苦しめていたのは自分自身だった。
それに気づくことができただけでも、新たなポジティブな一歩を踏み出せそうな気がしている。

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