2020/06/24

自粛モードでの時間5

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自粛モードが続いた日々。
2月から私の仕事は徐々に減っていった。5月まで予約を頂いていた仕事もすべてキャンセルとなり、収入のあてがなくなってしまった。

そんな中で、せっかくの時間を持て余すのはもったいないと思い、介護について勉強することにした。
きっかけは、伯母の大腿骨骨折による手術・入院だった。
ひょっとしたら介護が必要になるかもしれないと思われたが、幸いなことに現在は退院し、自分の脚で歩行している。
伯母の件があった際に、夫の両親、私の母は健康に毎日を過ごしているが、もしかしたら今後介護が必要になる時が来るかもしれない、今のうちに概要だけでも学んでおきたい。そう思い、通えるスクールを探し、見つけたのがケアプラス介護スクールだった。
なぜこちらのスクールを選んだのかは、リンク先を見て推測していただきたい。

3月初旬に4月開講クラスを申し込んだ。
時が経つにつれ、だんだんと自粛ムードが加速していく。
4月に本当に開催されるのかと心配したが、密な状態にならないようスクール側が配慮され無事に開講、予定どおり最後まで開催された。受講者は私を含めて約30名だった。
私が受講した介護職員初任者研修は、月曜~木曜に開催され全部で15日間通学する必要があった。
午前と午後、座学と実習で学びながら通った。

昼は近くの公園で鳩と戯れながらランチして気分転換を図った。

最初は1羽だったが…

だんだん増えて来た


鳩の話はともかく。
受講した研修は、訪問介護職に従事する場合には必須なのだそうで、最後には修了試験もある。

学んだテキスト

研修では、グループワークも取り入れられていて、ワーク中に意見交換するのだが、休憩時間などにグループメンバーさんの背景を聞くと、私以外の皆さんは、最近訪問ヘルパー職についたばかり、という方々だった。
この研修修了の証明がないため、まだ単独で仕事をすることはできないそうで、先輩ヘルパーさんに同行しているとのことだった。それこそ、この研修がない金曜~日曜は現場で働いているそう。
話を聞く限り、大変そうだったが、やりがいを感じてらっしゃるように見受けた。
授業でも、介護職経験者の講師の先生から臨場感あるたくさんの事例を聞くことができた。実習では視点とコツを教えてもらい、介護する側される側がいかに快適に動作できるかを知ることができ、目からウロコ状態だった。

介護職は3K(きつい、汚い、危険)とよく耳にする。
大変そうとは思いながらも、介護保険利用者さまの自立支援にかかわることができる喜びや、身体的な「大変そう」は自らの工夫次第で、精神面での「大変そう」は考え方次第で克服することができることを知り、介護業界に関わってみたい、と思うようになった。

研修が終わり、試験を受け、無事に初任者研修課程を修了できた。
いつでも訪問ヘルパーとして働くことができる権利を得た。

保険のしくみや高齢者の方々にどう接したらいいのか、全くわからない状態での受講だったが、今は少しは理解できるようになったし、介護職について興味を持っている。

介護職は、自己肯定感を高めてくれる職業だといえる。
自分のできることで誰かの役に立てる。
訪問ヘルパーなら、自分が決めた時間の中で従事することもできる。
たくさんの人に、もっと介護や介護職について知っていただきたい。

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